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企画展示室
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・・仮想世界を作っ のは君たちで、僕を作ったのも君たち。
なら終 らせるのも君たち。そ だね。
君たちは、望め 、過去の全てと未来 全 を自由に変え 事ができる。
過 も未来 どこに ない。

楽し ったよ、あ がと 。
・・・また、会  まで




(ちょっとまって まってよ Φちゃん)

(ボク まだ何も 知りたいこと 教えてもらってない)


(消えちゃうの やだよ まってよ)


(まだ キミに 聞きたい事 山ほど)






・・・







「・・・ あれ 静磁」






「お前の事だから噂の"学園都市"とやらに行ってるだろうってのは予想してたけどよ、まさかこんな数ヶ月単位でログインしっぱなしだなんて誰が思うかよ」

「はは ごめんごめん」

ボクを起こしに来たのは 南雲静磁
実家も近所同士で幼稚園の頃からの幼馴染 というか 腐れ縁
静磁が言うには 心配した母さんに言われて ボクの様子を度々見に来ていたらしい

「後で実家に顔出しにいけよー?おばさん、お前の事すっげー心配してたんだからな」

「はいはいわかってまーす」

「そうそう、お前が寝てる間にc,l,rが崩壊したとかなんとか、今Ishじゃその話題で持ちきりでさー…って、お前なら既にその情報も耳にしてるだろうな」

「知ってるも何も ボク その瞬間に居合わせてたもん」

「はぁ!?」

静磁が驚くのも無理ないか c,l,r…ΦちゃんはIshの中枢 一般ユーザーが直接目にすることなんて まずないトコだろうし

未だに話が飲み込めない静磁をよそに とりあえず ログインしてた間の出来事を彼に話してみる
やっぱり信じられないって様子だったけど 召喚獣 異世界 そして他参加者との命がけのバトル 残念ながらすべて 事実なんだ

「信憑性が微妙なのは、お前が話してるからだよ、蘭」

「えー 酷いなぁ ボクはソースの無い情報は信じないし 自分が話すときも そういう噂流さないよう 気をつけてるし」

「まぁ…そうだけどよ。…やっぱ現実味なさ過ぎていまいち信じられん」

確かに いきなり言われても 見てもいないのに信じろって方が 無理な話だけど
むー どうすれば 信じてもらえるのかなぁ? 肝心のc,l,rも もう無いし

「そうそう、お前がログアウトしたらみんなで焼肉でも食いにいこうかって話してたんだぜ」

「え 本当」

「あまりにもログインしっぱなしでみんな心配してたからさ、お前の目が覚めたらなんかみんなで旨いモンでも食いにいこうかって」

「わーい みんな大好きー
ね アティカちゃんも 一緒に…」



・・・あれ

いない ?

===

『LANのいタ世界?』

「ほら さっきΦちゃんも言ってたけど どうやらボク達 好きなトコ 行けるみたい」

『でもLAN、前ちょっとビヒヨラ行ってみたいっテ言ってなかっタ?』

「うーん 興味はあるけど こっちに戻ってこられる保障 ないみたいだし ちょっと考え中」

『ふーん…それなのニ、ボクをそっちに誘うノ?』

「んとね アティカちゃんに ボク達のいた世界を見せたいんだ 作り物の 電脳世界じゃなくて ホンモノの ボク達の世界」

『ココとは何か違うノ?』

「違うといえば違う 同じといえば同じ でも どっちにしても きっと キミがいたビヒヨラとは 全く違う世界ばかり だよ」

「戻れる保障はないから 無理に一緒に来てくれとは 言わないけど ちょっと 考えるだけ 考えてみて」

『…』

ホントはね ワガママ言っちゃうと 何が何でも キミを連れて帰りたい
キミと一緒にいると 凄く楽しくて ずっと一緒に いたいから
でも もう二度と帰れないかもしれないから 二度とおうちに帰れないなんて
ボクだったら ヤダな だから

『LAN』

「答え 決まった? 聞かせて」

『ボクは――――


===

あ そういえば 答えを聞く前に
強制ログアウト させられちゃったんだ

今 アティカちゃんが ここにいないってことは
・・・ 帰っちゃったんだね

「蘭?どうしたんだよ、ぼーっとして」

「あ ううん 何でもない」



なんか 変なの

ずっと 一緒にいたのが 当たり前だったのに
いきなり 当たり前のように いなくなっちゃって

はじめっから なにも なかったみたい

学園都市も Φちゃんも アティカちゃんも みんな


「おーい蘭、ボサっとしてないで仕度しろよー、晩飯時に合わせてみんなと待ち合わせるんだからなー?」

「あ ごめん わかってるよー 悪いね 奢ってもらえるなんて」

「…奢るなんてひとことも言ってないからな!?」

「えー」

「えーじゃない!」



みんなみんな 元通り

元の生活 元の友達

なんにもなかったみたいに 元通り


ホントは 何も なかったのかも



なにもかも



全部 夢 だったのかなぁ






=====

とりあえず企画内でのLANのお話はこれで終わり。
精神お子様主従はそれぞれ互いの世界に帰るエンドになりました。
(この結果自体はアティカさんの親御さんの哉さんとお話しあって決めたことではありますが…詳細をこちらでかなーり勝手に考えちゃって…よろしいのだろうかどうかとビクビク)

あとこのエピローグの時点ではまだ自覚してないですが、許可頂けたのでLANはアティカさんに片想いさせて頂きました。成就しない前提の片想いですが…w
片想いの自覚と同時の失恋自覚、に色々と思い悩むLANのネタもいつかやってみたいなぁ

この後現実世界で学園都市のお知り合いさんにお会いして学園都市が夢じゃなかったと再認識したり片想いを自覚と同時に、仮に告白したとしても実らなかったであろうことも察してちょっとナーバスになったり、だいたいそんな感じの妄想。

将来的にはプログラム関係の仕事をしつつ地下都市攻防戦の最中、ローカルに保存してたデータが残っていればそれを元にc,l,rの分析・研究に没頭する人生を送るつもりです。
ビヒヨラの景色を見てみたいって野望は捨てていないので、他の世界に行く方法の研究もします。失恋自覚して一時諦めて中断はするけど。結局は「いつまでもそんなことでクヨクヨしてられない」って吹っ切るけど。

ついでに、最後になったけど今回いきなり出しゃばった非参加キャラ紹介

レアコイル♂寄り・南雲静磁
LANのリア友で幼馴染で悪友。詳細は文中でLANが語ってくれたんで割愛。
二人の関係はあずまんがのともちゃんとよみみたいなノリ。
しかし名簿に登録されてない上にえあさも参加でもない関係者がここまで出しゃばっててなんだか申し訳ない。
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